ハピネススタディで幸せになろう!幸福学の研究成果に基づき、幸せになるために必要な技術を集めています。

幸福・幸せ研究室

幸せになる技術

幸せになる技術 ―目標達成に尽力しよう!

投稿日:2019年3月18日 更新日:

幸せになる方法、目標達成に尽力する!のイメージ画像

自分の目標を明確に設定し追求している人は、そうでない人よりも成功し、より幸福度が高いことが明らかになっています。

自分にとって価値があると思うもの、やりがいを見出しているものに尽力することは、目標の実現そのものと同程度の満足感を生み出します。

この記事では、目標を持ち目標に向かって努力することと幸福の関係についてまとめました。

目標を持つことは、主体的に生きること

周囲に合わせ流されて受動的に生きるのではなく、自分の人生を自ら主体的に作り上げていくには、明確な目標を持つ必要があります。

目標がないのは、目的地も地図もなく知らない土地を歩くようなもの。道に迷い、行くべき方向も分からない状態です。行動を起こす意欲や生きがいを持ちにくいでしょう。自分のための明確な目標がなければ、周囲の人や物事に流されて生きることになってしまいます。

良い環境の中で、外部からの要求に受身で対応して生きていくよりも、自分の意志で主体的に決めた目標に向かって進んでいく方が、幸福は大きくなります。

目標に向かって努力することで得られるもの

目標は達成するために持ちますが、もし結果的に達成できなかったとしても、その過程は無駄にはなりません。目標に向かって尽力すること自体が、良い人生にとって意味あることだからです。

目標に向けて努力することには以下のようなメリットがあり、仮に目標を達成できなくても幸福度アップにつながります。

真の目標がわかる

英語に「セルフコンコーダント・ゴール(self-concordant goals)」という表現があります。

「コンコーダント」には「調和している」「同意している」といった意味があります。「セルフ・コンコーダント・ゴール」とはつまり、自分の心の中にある信念や関心と一致している目標のことです。

セルフコンコーダントな目標を立て尽力していると、「真の目標」つまり人生の目的が見つかりやすくなっていきます。

人生を自分でコントロールしている感覚

目標に向かって尽力していると、周りに流されて生きるのではなく、自分の人生を自分で主体的にコントロールしている感覚が得られます。この感覚は、幸福度を向上させるうえでとても大切な感覚です。

ポジティブ感情(自尊心、自信、高揚感、喜び等)の高まり

有意義な目標を持つと、ポジティブな感情を多く持つようになります。目標を達成するためのちょっとしたサブ目標でも、それを達成するたびに高揚感が得られ、目標達成のモチベーションアップにもつながります。

様々なスキル

目標を達成するために様々な努力を重ねる中で、

  • 時間・スケジュール管理
  • 課題解決

といったスキルや、その他目標達成に付随する様々なスキルが自然と身についていきます。

日々の生活で迷いが減る

目標が明確だと、それに向かってやるべきことが明確になります。当然、やらないでおくことも明確になります。そのため、生活の中で何かを選択する場面において、しっかりした判断の基準があるため、無駄な迷いが減ります。

フロー体験

フローの体験を重ねることは、幸福度の向上につながります。

フローを体験するには、明確な目標を持つこと、現在のスキルに対して少しレベルの高いチャレンジをすることが有効であることがわかっています。

高い目標を持ち、サブ目標で少しずつレベルアップしていって目標を達成していく過程は、幸福度を上げるフロー体験を増やすにも大変有効です。

目標を選ぶ際のポイント

目標を設定する際には、長期的に持続する幸せ、幸福度の向上につながる目標を選びましょう。
それにはポイントがあります。

間違った目標を目指さない

  • 金持ちになる
  • 一軒家を買う
  • 顔を整形する

といった目標は、達成を目指すこと自体は悪くはありませんが、幸福度の向上には結びつかないことが明らかになっています。

また、このような目標に夢中になっている間に、本当の幸せに結びつく真の目標に気付かず見逃してしまうかもしれません。

時間、労力には限りがあります。真の目標に全力を尽くすのが、長期的な真の幸福への近道です。

「回避目標」よりも「接近目標」

目標の立て方のタイプには、前向きな「接近目標」後ろ向きな「回避目標」の2種類があり、同じ結果を目指す目標でも、考え方次第で「回避目標」にも「接近目標」にもなり得ます。

例えば、夫婦仲の改善を目指す際に、「楽しい会話の時間を増やす」ことを心がける「接近目標」とするか、「夫婦喧嘩を避ける」ようにする「回避目標」とするかで、成果の上がり方が異なります。

回避目標を設定しがちな人は、成果が上がりにくいのです。

そのため、回避目標を設定する傾向のある人は、目標に対する視点をポジティブに転換して、「接近目標」を立てましょう

ダイエットを目標とするなら、サブ目標は「甘いものを食べないようにする」ではなく、「健康的な食事をする」「甘いものは午前中に少しだけ食べるようにする」といった立て方の方が、効果が上がりやすくなります。

環境の変化より、新しい「活動」

人間には、「環境に慣れる」という偉大な能力があります。

そのため、悪い環境に慣れることができる反面、良い環境にもすぐに慣れてしまいます。「快楽順応」です。昇給、出世、新しい家。様々な環境に変化にもやがて慣れてしまうため、環境の変化は長期的な幸福にはつながりにくいのです。

一方、新しい活動を始めることは幸福度を高めることがわかっています。

何らかのサークル活動に入る、試験に合格するための勉強を始める、ボランティア活動を始める、といった新しい活動を始めると、新たな挑戦をする機会や、人とのつながりなど、ポジティブな出来事が多くもたらされます。そのため、幸福感の高まりが続くのです。

生きる目的につながる人生の目標、真の目標を選ぶ

真の目標に向かって努力することは、長期的な幸福を得るためには最も大切な方法の1つです。

「セルフコンコーダント・ゴール」は前述の通り、自分の心の中にある信念や関心と一致している目標を指します。この「セルフコンコーダント・ゴール」つまり「真の目標」を選びその達成に向かって尽力することが、持続する幸せにつながります。

このような目標は、自ら選択すること、また「自分で選んだ」と自分自身で感じていることも重要です。

つまり、真の目標を見つけ尽力するには、まず自分が人生で何をしたいのかを知り、さらに、その欲求に素直になる必要があります。

では、真の目標はどこにあるのでしょうか。

自分の人生には何が大切で、何がしたいか?

真の目標を持つにはまず、自分自身が人生で何をしたいと思っているのかを知らなければなりません。

生きる目的というのは、そんなに簡単に見つかるものではないかもしれません。自分に最適な目標を知るには、ある程度の自己認識や心の知能指数が必要だからです。

もし、人生の目的が何なのかがまだわからない場合には、私生活や人間関係、仕事など、自分の人生にとって重要な分野で、心の底から本当にしたいと思うことを書き出してみましょう。

その中のいずれかを目標として、達成しようと努力しているうちに、自分なりの価値観が確立され、それとともに自分が優先すべきもの、自分が心から望むものが明確になり、真の目標が見えてくるようになります。

自分が死ぬ時に、何を思って死にたいか?
自分は死んだ後、何を残したいのか?

この問いかけを行うことも有効です。

本当の本当にしたいことの見つけ方

ハーバード大学で最も人気のある講師として一躍有名になったタル・ベン=シャハーが、進路を迷っていたときに、彼の哲学の師匠から受けたアドバイスを簡単にご紹介します(出典はタル・ベン=シャハー『HAPPIER』)。

  1. 最初に自分にできそうなあらゆることをリストアップする
  2. 自分がしたいと思うことをすべて選び出す
  3. そのしたいことの中から、本当にしたいことを選び出す
  4. 最後に、本当にしたいことの中から、本当に、本当に、したいことを選び出して、それを行うか、行えるようになるために、努力する

本当にしたいことをする人生にする図

上の図のように4つの円を描き、それぞれに当てはまる仕事や活動を書いてみましょう。あなたを最も幸せにしてくれるであろう仕事や活動が、一番内側の円の中に入ります。

すぐに一番内側に書いたことができるとは限りません。思いもよらないことが起きたり、驚くほど社会が変化したりします。

でも、自分が本当の本当にしたいことを知り、そこに向かって努力することで、大きな実りがもたらされるでしょう。

目標の設定とその達成に向けての尽力を実践してみようと思う人へ

目標達成については、たくさんのハウツー本が出ています。まずは、何冊か目についた本をピックアップしましょう。

タイトルが気になった。
著者が好き。

基準は何でもOK。その中から、自分に一番合いそうな本を1冊選び、そのノウハウを徹底的に実践してみることをおすすめします。

目標達成ノート [ 原田 隆史 ]

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目標を立てても継続できない時には?

目標を設定してその目標達成に向けて尽力するというのは、新たに行動を起こす「変化」を自分に要求することに他なりません。しかし、変化することは通常、非常に難しいことです。

新しいやり方を取り入れる。
新しい習慣を身に付ける。
生活習慣を変える。

いずれも簡単なことではありません。

新しいことを始めようとしたが失敗した。
続かなかった。

そのことで、自分自身をダメな人間と思う必要はありません。変わろうとすると、失敗することの方が多いのだから。

もし新たな試みに失敗したら、なぜ失敗したのかを検証し、次は別の方法で試してみましょう。うまくいくまでこのサイクルを繰り返すことで、自分に合う習慣化の方法に出会える確率が高まります。

習慣化についても、自分に合う方法に出会えるまで、色々な人の本を読んでみることをお勧めします。

ちなみにこちらは私からのおすすめです。

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫) [ ダン・アリエリー ]

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科学的に実証された、幸せになる方法を集めました

目標達成に尽力の参考文献

ハーバードの人生を変える授業 (だいわ文庫) [ タル・ベン・シャハー ]

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