ハピネススタディで幸せになろう!幸福学の研究成果に基づき、幸せになるために必要な技術を集めています。

幸福・幸せ研究室

幸せになる技術

幸せになる技術 ―感謝しよう!

投稿日:2019年2月13日 更新日:

内面から生まれる「感謝」の気持ち。

感謝することの大切さは、昔から多くの哲学者や著述家によって度々説かれてきました。親や祖父母、学校の先生から教わった人もたくさんいることでしょう。

感謝することが習慣になっている人、自分の状況を当たり前と思わず、感謝の気持ちをもって受け入れる人は、幸福度が高いことが明らかになっています。

感謝の効用

感謝することを忘れない人はそうでない人に比べて、より幸福で、希望と気力に満ちています。

感謝すると、なぜ幸福度が上がるのでしょうか。

感謝することには以下のような効用があり、それが幸福度につながることが研究により明らかになっています。

ポジティブな感情を呼び起こす

与えられたものに感謝することで、一瞬一瞬の満足感と楽しみや喜びが大きくなり、人生を一層ポジティブにとらえられるようになります。

自尊心が高まり自信が持てるようになる

感謝すると、自分がどれだけのことを周囲の人にしてもらったのか、また自分がどれだけのことを成し遂げたかがわかり、自分が誰かの役に立っていると感じられ、それが自信につながります。

ネガティブ感情を解毒してくれる

感謝はポジティブな感情を呼び起こし、嫉妬、強欲、敵意、不安、いらだちといったネガティブな感情を中和してくれます。怒りや恨み、恐れといった感情が、減ったりなくなったりします。感謝とネガティブ感情は、相容れないのです。

ストレスやトラウマに強くなる

感謝するとネガティブ感情が中和されるため、感謝の気持ちをよく示す人はそうでない人に比べてストレスに強く、落ち込んだり、ノイローゼになったりといったことが少ないことがわかっています。

また感謝の気持ちを持つと、挫折してもへこたれることなく、どうすれば今より良い状況にできるかを考えられるようになります。ネガティブな経験をポジティブにとらえなおすことができるのです。

これに関連して、日本における興味深い調査があります。

2013年に発表された、ネスレ日本の「日本人の「ありがとう」を徹底解剖! キットカット 調査リリース」によると、「ありがとう」をたくさん言う人ほど精神的なストレスを引きずりにくいという結果が出ています。また、1日に「ありがとう」をいう回数に比例して、幸福度が高い結果となりました。

感謝を表す「ありがとう」と言うことで、ストレスを吹き飛ばし、自分自身を幸せにしているのですね。

健康状態が良くなる

感謝の気持ちを表す人はそうでない人に比べて、頭痛や吹き出物、席、吐き気といった症状が出にくく、運動する時間が長い傾向にあります。
また感謝する人は、重い病気や怪我、障害に遭遇しても、より早く状況に適応して前向きに進むことができます。

道徳的になる

感謝する人は他人を助ける傾向があります。直接何かしてくれた恩人だけでなく、知らない人に対しても力になろうとします。

良好な人間関係を築く

感謝は社会的な絆の助けとなります。既にある人間関係を強固にし、新たに人間関係を築くにも役立ちます。感謝することで人からの好意は増し、家族との関係はいっそう良好になり、友人が多くなります。

他人と比較しなくなる

感謝すると、他人と比較して人を羨むことが少なくなります。今自分に与えられているものをありがたいと思い感謝できれば、人と比較する必要はないのです。

快楽順応を防ぐ

どんな良いことにも悪いことにも慣れて適応できてしまう人間の脅威の能力「快楽順応」。しかし感謝すると素晴らしい出来事を当たり前と思わないので、「快楽順応」の影響を小さくできます。

感謝が先か幸せが先か

調子が良ければその状況はありがたく、絶望のどん底にいる状態で感謝するのは難しい、と思う人は多くいます。

誰かが親切にしてくれたり、優しくしてくれたりするとその人に対して感謝の気持ちを抱く一方で、不運が続いたら何にも誰にも感謝できなくなってしまうかもしれません。

でも、どんな状況にあっても感謝の心を忘れないでいることこそが、幸せをもたらします。

TED デヴィッド・スタインドル=ラスト|幸せになりたいなら感謝しよう

感謝を表す方法

感謝は、色々な方法で表せます。
大切なのは、自分に合う方法で、継続することと、やりすぎないこと。

変化をつけることも必要です。
実行している方法に新鮮味がなくなったり、意味がないような気がしてきたら、頻度を変えたり、少し手法を変えたりと、変化させましょう。

これらの方法の詳細は「幸福度を高めるエクササイズ ―感謝しよう!」で紹介しています。もっと感謝したい!と思ったらぜひご覧ください。

  • 直接感謝を伝える
    感謝している相手に面と向かって、あるいは電話でも、感謝を伝えることはとても効果的です。
  • 感謝日記
    朝起きてすぐや寝る前、通勤電車の中などいつでもいいので、感謝していることを書くものです。
    効果的な頻度は週に一度という結果が出た実験もありますが、自分に最適な頻度を見つけるがベスト。
    書くことが好きな人、得意な人には最適の方法です。
  • 感謝の手紙を書く
    感謝の手紙を書くだけで(渡さなくても)幸福度はかなり高まります。
    ポジティブ心理学創始者であるマーティン・セリグマン、クリストファー・ピーターソンの両氏は感謝の手紙の実験を度々行い、感謝をしたほうもされた方も幸福感がとても高まるという結果を得ました。
  • 組織向き:サンキューカード
    「サンキューカード」「サンクスカード」を従業員同士で贈りあう仕組みを取り入れている企業があります。贈るカードは、紙に手書きだったり、アプリを活用していたり、様々です。
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感謝の気持ちを持ち表すことで幸福度を高められるエクササイズを紹介します。感謝する人はそうでない人に比べて、より幸福で、希望と気力に満ちています。この記事で紹介しているエクササイズを実践して、あなたの幸福度を高めてください!

感謝を習慣にする

そういえば、あまり感謝していなかったかも。

そう思ったら、今すぐ何かに感謝して、その思いを手帳に書いてみましょう。

いきなりそんなこと言われても難しいよ!という人には、少しずつトレーニングすることをおすすめします。

幸福度を高めるエクササイズ ―感謝しよう!」で紹介している方法の中から、できそうなこと、続けられそうなことを1つ選んで実践してみてください。

最低1週間、できれば3週間続けることをおすすめします。

大切な人に感謝しよう!

前述のネスレ日本の調査「日本人の「ありがとう」を徹底解剖! キットカット 調査リリース」では、親など身近な人ほど感謝を伝えられていない様子がうかがえました。

大津秀一『死ぬときに後悔すること25』では、「愛する人に『ありがとう』と伝えなかったこと」が後悔することの1つとして挙げられています。

大切な人、愛する人がそばにいるのは、当たり前のことではありません。感謝の気持ちを直接伝えることができるのは恩恵です。感謝を伝えられる環境にあるうちに、ちゃんと「ありがとう」と伝えましょう。

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感謝について参考文献

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